2025.06.14

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北海道東部・人口2万人の“町”でどうしてホテルラッシュ?専門家が関心の時代変化

北海道東部の中標津町。

建設中のものも含めると、町内では2024年から2025年にかけて、ホテルやウィークリーマンションが4か所、合わせて145部屋分増える見通しです。

人口わずか2万人ほどの中標津町で、いまなぜホテルやウィークリーマンションが増えているのか?そのワケを深掘りします。

北海道全域でビジネスホテルなどを運営する、帯広市の「アルムシステム」が6月の開業を目指すホテルとウィークリーマンション。

建設のきっかけは、いま町内で進む大手乳業メーカー『明治』の新工場建設工事です。

アルムシステムの清信祐司社長が「工事を請け負ったゼネコンから、50室くらいの宿舎を建てないか?という話がきたのが、最初のきっかけです」と話します。

「当然、工場が集約されるワケですから、合理化されて、こっちに来る単身で来る方の宿泊施設なり、住居なりとして使用していただこうというのが狙いで建てました」

『明治』の新工場は、いまある北海道東部の2つの工場を集約し、2027年3月から稼働する予定です。

この建設に携わる作業員の宿泊施設として、すでに2025年6月の完成から2年間、全客室の利用契約を建設会社と結びました。

当初は、簡易的な宿舎の建設も検討しましたが、工場の完成後も『需要』があると見込んで、本格的な施設を建てることにしました。

その1つが『出張』の需要です。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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