キャンパーの友人と訪れたアポイ岳。せっかくなら…ということで麓でキャンプ→登山をしてみたのですが、なかなかハードな2日間でした。
5時間弱、運転したあとに大量の荷物を運んで、テントを立てて…。
その時点で正直お腹がペコペコの私…。
「早く食にありつきたい」
その一心で準備を進めていたのですが…想像以上に苦戦したのが火おこし。
私はキャンプ初心者なのですが、友人はいわゆる「ガチキャンパー」。
なるべく着火剤を使いたくないと、フェザースティック(木の棒をナイフで薄く削り重ねて羽毛のようにしたもの)を作ることになりました。
全然役に立たないフェザースティックのせいで火は起きず、さらにまつぼっくりを集めることに!
しかし、まつぼっくりも湿気ていて、なかなか付かない始末。
「お腹すいたよ!着火剤でいいじゃん!」と叫びたくなりましたが…。
思えば、私もわざわざ山頂で…米を…炊いている。
きっと友人は「お腹すいたよ!コンビニ弁当でいいじゃん!」と叫びたかったと思います…(笑)。
お互いが好きなものを楽しむために、グッとこらえて尊重しあう瞬間があった今回の旅。
結局、苦労してつけた火で作ったキャンプ飯は最高でした!
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。24年10月からHBCラジオで「言いたいことは山々ですが」(毎週金曜午後5時45分~6時半)スタート!HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は記事執筆時(2025年5月)の情報に基づきます。
■連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
■「クマに出会ったら」「出会わないためには」基本の知恵:「クマここ」
■天気を味方にすると、暮らしはもっと快適になる!:連載「お天気コラム」
パートナーメディア