2025.06.09

出かける

カリスマ的な「ジオい」山…岩と花に癒される世界でも珍しい貴重スポット【北海道・様似町~アポイ岳】

午前7時 5合目に到着

登り始めて1時間半弱…5合目避難小屋に到着すると、急に視界が開けます。

先ほどまで展望ゼロだったのでこれはうれしい。
太平洋を眼前に望める景色に、テンションがあがります。

そしてアポイ岳は全体が「かんらん岩」で出来ています。

実は大学生のとき、地学を専攻していた私。
大学の「岩石部屋」で石の研究をしていたので、この「ジオい」山にはテンションが上がります。

もともとは地下数十キロメートルの深さにある上部マントルを構成していた岩石が、約1300万年前の大陸プレ-ト同士の衝突によって地表に姿を現したと考えられています。

かんらん岩

そんなかんらん岩…地表にある多くは変質してしまっているのですが、アポイ岳ではマントルにあったままの新鮮な状態で露出しているのです!

地球の歴史を感じることができる山…ということで、ユネスコ世界ジオパークに登録されているわけです。

(…とついアツくなってしまいます…!同期の卒業論文のテーマがこのかんらん岩だったので少しだけ知識もあります)

午前7時半 さらに登ると…こんな景色。

携帯で起床のアラームが鳴りました。
ベッドで寝ていることもある時間にこんな景色が見られているなんて…!

このお得感が登山を好きな理由の一つでもあります。

7合目まで来ると、「ご褒美」のような稜線歩きが待っています

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X