いよいよ収録。場所はHBCのスタジオです。
初めて足を踏み入れるテレビ局の本格的な収録現場に、古川さんの緊張感も高まります。
古川さんは、録音ブース内の様子や台本を確認しながら、本番のイメージを膨らませていきます。
続いて、ディレクターと本番に向けた最終打ち合わせへ。事前に共有された台本からの変更箇所や、話し方のイメージを擦り合わせます。
「早口って、結構できますか? ボイスサンプルではゆっくり話すのは上手だなという印象だったんだけど」
「すっごく速くなければ問題ないと思います。自宅で練習した時は、私の場合、ゆっくり話しても入っていたので」
堂々と受け答えをする姿に、ディレクターも思わず「プロフェッショナルですね!すごいな」とビックリ。
「では、そろそろ録っていきましょうか」
いよいよ本番! 録音ブースに入り、実際の番組映像に合わせて、トーンや間の取り方、スピード、言葉の強弱を調整しながら、一文一文、ていねいに声を吹き込んでいきます。
「想像よりかなり良いです。ビックリしています。相当練習してきましたね」
「欲を出します。もっと楽しげに喋れますか?”ゲーーム”って伸ばしてみたり」
「もう少し早めのテンポでいってみましょう」
ディレクターからの細かな指示にも、即座に対応。
現場の空気にも少しずつ馴染み、笑顔も柔らかくなっていきました。
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