2025.06.06
深める札幌市清田区にある障害のある子どもたちを支援する施設・清田リハビリセンター(一般社団法人あしすと)では、おむつにかかる費用が家計の負担になることを知ってほしいと、ある取り組みを始めました。
その名も「ももの皮プロジェクト」。
「ももの皮」はおしりを「もも」にたとえ、それを包む「皮」、つまり「おむつ」という意味です。
施設を運営する法人は、障害児のいる家庭のおむつの負担を減らそうとクラウドファンディングも実施しています。
松村順子センター長は「健常者の人だとある程度の年齢になったらかからなくなってくるものですが、大人になっても必要な方がたくさんいるので、そこをお手伝いできたらなという思い」と説明します。
3歳9か月になる日茉李ちゃんは、1歳11か月のとき、突然難病を発症し重い身体障害が残りました。
お母さんは、当時のことを「身体的にも、知的にも、新生児の赤ちゃんと同じ状態だったので、受け入れるとかもちろん無理だった。全部やっていくしかなくて、壁にぶつかるたびに考えていくしかない毎日だった」と振り返ります。
「おむつに関することも、こんなにいっぱい買わなきゃいけないなんて想像していなかった」
札幌市も、月に6500円以内のおむつの助成があります。
しかし、この金額は2006年から固定されたまま。
昨今の物価高の状況もあり、助成費の引き上げを求める声も上がっているといいます。
日茉李ちゃんのお友だちは、おむつが外れる子も増えてきている年頃。
「そんな中うちだけおむつだなって。うちの子は障害的にも自分でトイレするとか、おしっこしたいよとか意思を示すこともまだまだないので、ずっとまだまだおむつなんだろうなって」
我が子とまわりの子の違いに戸惑いもあるなか、こうした取り組みは心強いとお母さんはいいます。
「私も、こどもが病気になるまで知らなかったことがいっぱいある。おむつがきっかけのプロジェクトですけど、おむつが必要な子ってどういう生活をしているのかなって、どういう体の状態なのかなって、知りたいなと思ってもらえたらすごくいいなって思います」
「ももの皮プロジェクト」では、2025年6月30日までクラウドファンディングを実施しています。
こうした金銭的な支援にとどまらず、おむつから障害児に対する理解や関心を広げ、地域で支える社会を目指しています。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年5月13日)の情報に基づきます。
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