Letara(レタラ)は、札幌に設計部門などを置き、滝川市江部乙にある廃校になった中学校の校舎跡で、エンジンの組み立てや実験を日々重ねています。
取材を進めていると、コンテナの前でカメラ撮影を止められました。
鉄製のコンテナ内部には、実験機が設置されているが、高度な機密情報が詰まっているため、接近も撮影も一切NG。
まもなく燃焼実験が始まろうとしていましたが、許されたのは離れた場所から眺めることだけ。
交渉の末、撮影範囲を炎の噴き出し口に限ることで、固定カメラの設置が許可されました。いよいよカウントダウンが始まります。
「10・9・8・7…」
カウントダウンが終わると同時に、超高性能エンジンの噴射口からオレンジの炎が、勢いよく吐き出されます。
何度となく重ねられた燃焼実験ですが、最新のタイプの実験機では5秒が最長記録。
今回はどこまで続くのか…
炎が噴出口から消えたのは、20秒後でした。
実験は大成功。
若きエンジニアたちから歓喜の声と、力強い拍手が起きました。
最新タイプの実験機では、燃焼で高温になるエンジンを冷ます改良を加えました。
その結果、燃焼時間はこれまでの4倍にまで伸びることとなったのです。
Letara(レタラ)の糸魚川大和さん「燃焼実験で20秒をクリアできたというのは将来、お客さんに売っていく時に大きなマイルストーン(到達点)になった」と自信をみせます。
Letara(レタラ)共同代表のケンプス・ランドンさんによると、今の宇宙輸送技術は「かなりリスクが高いもの」なのだといいます。
「リスクは爆発する…ドンと。1~3%で爆発するそんな車や飛行機には乗らない。まずは、そのバリアを突破することが最初の仕事だと思っている」
もう一人の共同代表・平井翔大さんは「いま世の中にある人工衛星用のエンジンは、危険なものか、安全ではあるが、非常に速度が遅いもの。このトレードオフをわれわれの技術でなくしていきたい」と話していました。
Letara(レタラ)では将来、開発した超高性能エンジンで、人工衛星だけではなく、月や火星にも到達するパワーを備えたいとも考えています。
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