小樽名物として有名な「あんかけ焼きそば」。
桂苑ならではの特徴は?
桂苑2代目店主 初さん:「わりかし野菜たっぷり?特色がないのがうちの特徴かな」
飽きが来ないよう、昔ながらの味付けを守り続けているんだそう。
あんかけ焼そば専用の麺はラードで炒め、香ばしく仕上げます。
豚肉、もやし、人参、白菜などの野菜と、きくらげ、エビなど9種類の具材を炒めます。
そこに丸鶏・豚肉エキス・野菜を煮込んだスープを入れ、調味料を加えてとろみをつけたらあんかけの完成!
「あんかけ焼きそば」の誕生には長い歴史があるのだそうで…
桂苑2代目店主 初さん:「この桂苑の店舗の隣に、チャイニーズレストランロールっていう中国料理店があったんですよね」
さかのぼること約80年。
澤田さんの父の満雄(みつお)さんが、太平洋戦争をきっかけに東京から上富良野へ入植。
その後札幌にある日本料理店で修行を重ね、「チャイニーズレストラン・ロール」のオーナーに声をかけられ小樽で中華料理人としての人生をスタートさせます。
桂苑2代目店主 初さん:「昭和20年代の半ばくらい。チャイニーズレストランとしての営業はほんの数年間だったと思うのですが…」
オーナーが亡くなり、父の満雄さんは独立。
その後、妻の富美子(ふみこ)さんと「中華食堂・桂苑」をオープン。
東京オリンピックで日本中が沸き立つ、1964年のことでした。
当時の人気メニューは…?
桂苑2代目店主 初さん:「焼きそばよりも、野菜ラーメンのしょうゆと塩が人気でね」
一方で、「チャイニーズレストランロール」や「桂苑」にも創業当初から「炒麺」として、「あんかけ焼きそば」がありました。
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