2025.05.15

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「堕ろすくらいなら一緒に死のうと…」18歳のSOS 行き場ない妊婦の相談3000件の現実

行く当てもなく…そのとき見つけた存在

シングルマザーとして子育てしてきたかえでさんの母親にとって、娘に苦労をさせたくない…そんな思いがあったのかもしれません。

わずかな所持金でそんな実家を飛び出したかえでさん(18)。
行く当てもないまま、東京で数日間、野宿で過ごしました。

そんな中、かえでさんが偶然SNSで見つけたのが坂本さんの支援活動でした。

「SNSでニュースの切り抜きを見て、そこで存在を知って。電話かけたときに優しく話を聞いてくれて、そこで泣いちゃって…」

そう話すかえでさんに坂本さんが声をかけます。

「まずは無事でよかったなって。よく連絡くれたもんね」

かえでさんはその電話を切ると、残り少ない所持金で夜行バスなどを乗り継ぎ、遠く離れた北海道へ向かうことを決めました。

バッグには、東京で買った安産祈願のお守りが結ばれていました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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