エゾシマリスが、胸の前でグーの手を合わせるお得意のポーズで立ち上がって、カメラ目線をくれました。
あたりには福寿草が咲いています、いちはやく、北海道に春が訪れたことを知らせてくれる花のひとつです。
ちょっと何かに驚いたような、キョトン顔が、なんともかわいらしいですね。
もしかしたら、ちょっぴりふくらんだほっぺたの中に、誰にも知られたくない、とびっきりの〝ごちそう〟を隠していたところにシャッターの音がして、「もしかして見てた?」なんて、焦っている顔なのかも知れませんね。
真っ白な冬毛から、茶褐色の夏毛に、毛が生え換わり始めたエゾユキウサギです。
このお写真のキャプションにこうありました。
「さて今年も来ました…足デカッ!って思う瞬間。毎年思うのです」と。
顔と大きさをくらべると、足がとても大きいことがよくわかりますね。
昭和の、家の電話の受話器(←受話器という言葉すら〝死語〟か?)を耳もとにあてているかのようです。
大きな足の裏には、毛が生えていて、まるで〝かんじき〟をはいているように、深い雪に足を取られること鳴く、まさに〝脱兎のごとく〟速いスピードで駆け抜けることができるのです。
この足で走るスピードは、時速80キロ!
日本のほ乳類で〝最速〟のスピードです。
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