2025.05.10
深める障害者たちが心を込めて手作りした商品をインターネットで販売する会社が札幌市内に設立されました。
障害のある就労者が直面するある問題を解決するためです。
連載「じぶんごとニュース」
色染めから裁縫まで手作業で丁寧に作られた本革のコインケースから、道産小麦で作られたひとくちサイズのクッキー。
これらの商品は「B型事業所」の障害者就労支援施設で作られ、去年9月に開設されたインターネットショップ「Omusubi(おむすび)」に出品されているものです。
サイトを運営するのは、福祉関連事業のシステムを手がける会社「プロテック」(札幌市中央区)です。
「Omusubi」という名前には、地域と福祉を「結びたい」という思いが込められていて、障害者就労支援施設の「B型事業所」が抱えるある問題を解決するために立ち上げました。
プロテックの小松麻衣社長がまず教えてくれたのはこんな思い…。
「北海道で言うと、時給換算で275円っていう工賃しかやっぱ支払えてないという状況を、どうにかしたい」