治療では赤ちゃんの頭を3Dスキャンし、データをもとに専用のヘルメットを制作。
1か月に1回、成長に合わせて調整を繰り返し、半年ほど装着して、ゆがみの解消を目指します。
光莉ちゃんも、お風呂とご飯の時以外は、常にヘルメットを着けて生活しています。
着けていることにも慣れ、嫌がらなくなってきたといいます。
これは光莉ちゃんの頭を上から撮影した画像です。
内側が治療を始めた時の形で、右側が若干へこんでいます。
治療から4か月経った現在の形は、外側の線で、ゆがみが小さくなってきたことがわかります。
北海道立子ども総合医療・療育センターの吉藤和久医師は「改善具合は結構いいほうですね。標準よりは、ちょっといいんじゃないかな」と話します。
母親の川田香帆さんは「少しでも良くなっていると治療をやって良かったなって」と胸をなでおろしていました。
実は、この病院でも、これまでは相談を受けても、ヘルメット治療ができる本州の病院を紹介していました。
道内での治療を望む声が多く寄せられたことから「頭のかたち外来」を始めたということです。
保険が適用されないため、55万円かかるのが課題ですが、これまでに23人の赤ちゃんが治療を始めています。
「赤ちゃんの頭のかたち外来」は毎週金曜日に開いていて、病気によって起きたゆがみを早く見つけるためにも、気軽に受診してほしいと話しています。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月16日)の情報に基づきます。
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