2025.05.08

育む

赤ちゃんの「向き癖」で気になる頭のかたち…専門治療できる外来が札幌に誕生

赤ちゃんを持つ親が気になる、わが子の「頭の形」。
その悩みに応え、必要な治療につなげようと、札幌市の病院が動き出しました。

連載「じぶんごとニュース

ここは、札幌市手稲区にある「道立子ども総合医療・療育センター」。

2024年8月、少し珍しい名前の外来を新たに設けました。

その名も「赤ちゃんの頭のかたち外来」。

常に同じ方向を向いて眠るなど、「向き癖」でゆがんでしまった頭の形を治します。

北海道立子ども総合医療・療育センターの吉藤和久医師がその背景を教えてくれました。

「向き癖は自然経過とケアをする事によってほとんど治るが、中には自然に治らないくらい変形してしまう赤ちゃんも少数だがいる」

「赤ちゃんの頭のかたち外来」では、赤ちゃんの頭のゆがみについて、保護者の相談に応じるほか、手術が必要な病気か診断したり、専用のヘルメットでゆがみを矯正したりします。

札幌市に住む川田さん夫婦は、次女の光莉ちゃん(9か月)の頭の形が気になり、ヘルメットを使った治療を始めました。

父親の川田和久さんは「頭の形が、上の子よりも下の子がすごい歪んでいるというのもあって、心配になって…」と話します。

母親の川田香帆さんも「女の子だし、親の手で無くしてあげたほうが、私たちも『できることはやった』と後悔もなくなるし」と訪れた理由を話してくれました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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