2025.05.09

深める

政府専用機に新人配属「緊急事態」にどう対処?荷物管理からCAまで…訓練密着

非常事態の対応 緊迫の瞬間

操縦室からのアナウンスは続きます。
「当機は、先ほど発生した機体の異常により、これ以上の飛行の継続は困難と判断しました。最寄りの●●国際空港に着陸します」

緊急着陸のアナウンス。笑顔が自慢の水口さんの表情も険しくなります。

「ただいまから、着陸衝撃から身を守るための衝撃防止姿勢について説明します。この姿勢は私たちが『頭を下げて!』と言った時から『シートベルトを外して!』と言うまでとり続けて!」

「こちら機長。着陸30秒前。衝撃姿勢をとれ」

新人たちは一斉に叫びます。

「頭を下げて!」

機体は緊急着陸へ。新人たちは乗客に向かい、叫び続けます。

「当機は滑走路に接地。大きな音響とともに衝撃を伴って滑走中。航空機止まらない」

「頭を下げて!」

「滑走路を逸脱して、洋上にて機体完全停止」

次々と事態が進行…水口さんも必死に対応します。

「機体停止…。大丈夫落ち着いて!着水!着水!シートベルトを外して!」

海の上に停止した航空機。救命胴衣を着させ、急いで脱出させないといけません。

東さんがいる前方のエリアでは…。

乗客役の教官が「このドアダメ!このドア使えない。前を確認して!」と叫びます。

水口さんは「L4(ドア)OK!脱出!脱出!」と乗客たちを促します。

ここで訓練終了。水口さん、少し放心状態です。

「自分だけの命ではなくて、乗客の命も預かっているので、この職に就くと決めたときからしっかりと気持ちを切り替えていこうと思っている」

新人たちの訓練は、きょうも続きます。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月18日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X