2025.05.09

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政府専用機に新人配属「緊急事態」にどう対処?荷物管理からCAまで…訓練密着

荷物管理からCA業務まで…

訓練も笑顔を絶やさない水口碧さん(26)。
普段は普通の20代の女性ですが、訓練となると表情は一転します。

ロードマスターは荷物の管理、重量計算、そしてCA業務もこなします。

6人の新人たちにそれぞれ教官役が付き、教官は乗客役もします。

訓練で乗客役の教官が「ビールいただけますか?」と話しかけると…

「ビールですか?かしこまりました…」

突然の声掛けに戸惑う水口さん。ビールをぎこちなく提供します。

するとすかさず教官から「注文は必ず復唱する。大きな声で」と指摘が。

実際の空の上で行われるため、揺れなどもあり、地上の訓練とは違います。
自衛隊に入り初めての「接客」に苦戦の様子。

そこに今度は操縦室からのアナウンスが…。

「シートベルトサインが点灯しました。カートを出しておくには厳しい揺れです」

料理のサービス中に、突然の大きな揺れが発生。
同じく新人の東美羽さん(22)が「乗客の皆さま、ベルトをお締めください!」と呼びかけます。

作業を中断して自分も座席につかないといけません。

するとさらに操縦室からがこんなアナウンスが。

「操縦室よりお知らせします。当機は油圧系統の不具合が発生したため、緊急降下を実施しました」

機体に異常が発生したというシチュエーションに、現場の緊張感が一気に高まります。

水口さんが「ただいま、機体内外に異常がないか確認しております」と乗客に説明、東さんが「機体内外に損傷を発見された人はお知らせください」と呼びかけます。

状況を確認する新人隊員たち。
ここで窓に10センチの亀裂があることを発見。

教官が「この方の席移動を。ここに空いている席はないので、アフター(後方)エリアにて調整します」と促します。

安全のため乗客を移動させる東さん。後方エリア担当の水口さんに乗客を託します。

冷静に対処する新人たちですが、試練は続きます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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