2025.05.09

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政府専用機に新人配属「緊急事態」にどう対処?荷物管理からCAまで…訓練密着

総理大臣など要人たちが乗る“政府専用機”。
そこに配属された6人の新人の訓練に密着、メディア初取材です。

「ツカダさまの反応がありません。東さんは機長とSICに報告してください」

緊迫した声が響きます。緊急事態の訓練です。

ホールを飛行機の機内に見立てて、CA業務をするのは航空自衛隊千歳基地・ロードマスターと呼ばれる空中輸送員の新人たち6人です。

6人はこの3月から“特別航空輸送隊”勤務を命じられました。

“特別航空輸送隊”とは、政府専用機を管理する部隊です。

6人は日本各地の航空隊から選抜されてきました。
階級も出身も年齢もバラバラ。憧れを抱いて入隊を希望した精鋭たちです。

政府専用機は、1987年に導入された特別輸送機です。

最大航続距離は約1万4000キロメートル。
現在の機体は2代目で2019年4月から運用され、首相や要人の外国訪問や国際会議出席など、いつでも飛び立つことができるよう千歳基地に2機が待機しています。

整備もパイロットも、すべて特別輸送隊が担当しています。

馬渕亮文1等空曹が「緊急に入ったミッションに対して、最近ではトルコで大地震(2023年)が起きた。物品、テントなど運ぶ作業をした」と教えてくれました。

給油無しでフランスまで飛ぶことができる政府専用機は、国際緊急活動や国際平和協力など様々なミッションを担っています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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