2025.05.05
深める札幌市で3人の幼い子どもを育てている田中みちさん(34)です。
看護師の仕事を続けていましたが、育児との両立が難しくなり辞めることに。
「やらなきゃいけないものがたまると、子どもを抱っこしてでもやるっていうことが時々あります」
育児中心の生活にやりがいが欲しくなり、小さい頃から好きだった小物作りに挑戦しました。
「何を売ったらいいか、どこで売ったらいいかがわからなかったんですけど、SNS見ていたら“札幌マルシェ”というハンドメイドの物を売るマルシェが近くでやっていることを知りました」
2024年から出店している『札幌マルシェ』がきっかけとなり、作品の人気が出て、常連も数多くいます。
さらに、関東や大阪の会社に販売を委託しています。
田中みちさんの夫・大地さん(33)はそんな姿を「いろんな人とつながっていく。その人とのつながりで人生も楽しくなっていくのかなと見ていて思うので、これからも続けてほしい」と応援しています。
「私がそんなことをできるって思っていなかったから、まだ2人でいっぱいいっぱいだったので。札幌マルシェを見て、ママたちもできるんだなとすごく勇気をもらった」
4月中旬に夫の転勤で東京に行くことが決まり、『札幌マルシェ』への出店がこれが最後。
田中さんの作品のファンという女性がやってきました。
「転勤しちゃうと言っていたので会いに来た。寂しいです、めちゃくちゃ。オンラインとかでどうにかして商品を取り寄せたいと思っています」
「最初は趣味という気持ちで始めているので、そんなにハードルが高い感じはなかったです。『私もちょっとやってみたいんだよね』と言う人が時々いらっしゃって、『全力でやってみたらいいよ』と私は言っています」
運営スタッフの小林真衣さんは「数か月かけて何かを育てたり、目に見えない何かを作り上げていくのは結構苦手だったんですが、長い時間かけての爆発力がとても楽しかった」と運営としてのやりがいを話します。
「また長いスパンで自分に何かを課して、頑張ってみたいと思います。今度はハイブリッド参加をしてみたくて、出店者兼運営というのをやってみたいなと思っています。キャンドルをやりたいなと」
女性が新たな挑戦をするために。『札幌マルシェ』はこれからも活動を続けます。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月7日)の情報に基づきます。
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