2025.05.04

深める

25年前は予知できた噴火…今の懸念は「人」自宅を失った女性が目指す共助のカタチ

25年前の3月31日、北海道胆振地方の有珠山が噴火しました。
次の噴火に備えて何ができるのか。「記憶の伝承」と「高齢化の課題」を抱える町を取材しました。

【特集】“じぶんごと”防災

胆振地方の洞爺湖町に住む荒町美紀(あらまちみき)さんは、洞爺湖有珠火山マイスター。

「あの建物が私が住んでいた団地で桜ヶ丘団地っていう名前の団地です」

下から数えて3つ目、本来4階のベランダの柵が大きくひしゃげた部屋が、荒町さんのかつての「我が家」でした。

「あれだけ壊れているっていうことは、大きめの噴石が当たったのかな」

ここ桜ヶ丘団地は、2000年の噴火により泥流が流れ込み、噴石と火山灰が降り注ぎました。1階部分は泥流で完全に埋まっています。

「自宅の裏が有珠山の裾野ということも知らなかった。有珠山が噴火するかもしれないけど、うちは大丈夫だろうなという気持ち」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X