2025.04.27

出かける

“道の駅らしくない道の駅”日本一小さい市が目指す「旅の目的地」と「地元の憩いの場」

人口2500人の日本一小さい「市」から、日本一の「道の駅」を目指して、リニューアルオープンです。

緑がいっぱいの癒しの空間。フレグランスを揃えたセレクトショップ。
このおしゃれな空間が、実は道の駅!

札幌市から車で1時間半。
道道沿いにある「道の駅 うたしないチロルの湯」です。

オープンは1998年。
道の駅と、隣の温泉が両方楽しめる、当時は画期的な道の駅でした。

しかし、高速道路や国道12号線からのアクセスのしにくさと、旧産炭地で観光資源に乏しいのが長年の悩みです。

「観光客の『目的地』にしたい」

そこで、歌志内市は「道の駅」の運営を観光コンサルタント企業に委託し、施設をリニューアルしました。

目指したのは、“道の駅らしくない”道の駅です。

観葉植物の販売エリアは、手入れが楽なものから可愛らしい品種まで約50種類。
地方にはない、専門店並みの品揃えです。

セレクトショップには、目利きのバイヤーが揃えたフレグランスが約30種類。北海道内屈指の数です。

地元産食材をアピールする直売が多く、道内の「道の駅」の中では異色といえます。

訪れたお客さんからは「道の駅感がまったくない、斬新」「前はさびれた感じだったけど、お洒落でリフレッシュした感じ」と反応も上々です。

もちろん、道の駅に欠かせないグルメも、カフェで楽しめます。

ラワンブキを使ったジャムを混ぜ込んだソフトクリームは、後味がさっぱりしていて温泉上がりにもぴったり!

ホットサンドやスムージーなどメニューも豊富です。

ストアマネージャーの曽根瑞月さんは「観光客も地域住民の方も来て、楽しんでくつろいでもらえる場所になるといい」と話します。

北海道内の道の駅129か所の中で、“道の駅らしくない”個性がきらりと光ります。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月8日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X