2025.05.02
ゆるむ北海道の小さな町の、幻みたいなひと夏の話——。
かつて炭鉱で栄えた北海道・三笠市。
その静かな街並みを舞台に、少し不思議な「ひと夏の物語」が幕を開けました。
13年ぶりに北海道放送(株)が制作する、連続ドラマ『三笠のキングと、あと数人』(通称・ミカキン)。
4月25日(金)ごご6時半から、全6回に渡って放送をしています。
本記事では、出演者の三原大樹(みはら・だいき)さんにインタビュー。
役柄や作品に込めた思いについてお話を伺いました。
【今回の役どころ】
●トマト(演:三原大樹)
主人公・健太(演:高杉真宙)が加入することになったメンズ地下アイドル「ワンダフル・ヴェジタブルズ」のリーダー。メンバーカラーは赤。
――三原さんは北海道出身ですよね。『ミカキン』は地元・北海道を舞台にした作品ですが、どのような経緯で出演が決定したのでしょうか?
きっかけは、僕の親友の俳優・横浜流星からの紹介でした。
彼とは高校時代の同級生で、今も一緒に銭湯に行ったりする仲なんです。
僕は2023年に事務所を退所をし、現在もフリーランスとして活動しているんですが、(横浜)流星と会話をしている中で、本作品のエグゼクティブプロデューサーを紹介していただいたのがきっかけです。
『ミカキン』にはたくさんのご縁を感じています。
高校生の時に参加させていただいた『Stand Alone』という短編映画も、同じプロデューサーの方が手掛けていました。さらに、今回主演を務める(高杉)真宙くんも高校の同級生ですし、撮影の舞台が地元の北海道というところにも深いご縁を感じています。
北海道の仕事で帰郷するのは、今回が初めてでした。
家族や親戚一同もとても喜んでくれて、本作に参加できたことを心から嬉しく思っています。
――「トマト」役を演じてみていかがでしたか?
今回の「トマト」役は、東京に出ていった主人公・健太(演:高杉真宙)の挫折を描く上で欠かせない存在だと思います。
(高杉)真宙くん演じる「健太」は、一生懸命になるがゆえに周りとの確執が生まれてしまい、東京で挫折して地元の三笠に帰ってくるという役柄です。
そんな「健太」のトラウマを描く上でとても大事なシーンを任せていただいたことを嬉しく思いますし、とても楽しく演じさせていただきました。
――本作への出演のきっかけには、高校時代からの親友である横浜流星さんの後押しもあったそうですね。お二人はどのような高校生活を送っていたのですか?
流星とは、高校時代から今まで変わらず仲の良い関係を続けています。人は誰でも時とともに変わっていくものだと思うのですが、あれだけ大きな存在になっても、友情や人柄が変わらないところが、本当に彼の素敵なところだなと感じてます。
高校時代は、お互い若さゆえに尖ったところもあったと思うんですが、高校2年生のときに、流星の大きな仕事が決まってからは、一気に大人になったというか。仕事に対する熱意も増して、ひと回りもふた回りも大きくなったなと感じたのが印象に残っています。
今も忙しい中で時間を見つけて僕たちに会いに来てくれる時も、仕事の大変さを感じさせず、いつも通りの明るい流星でいてくれる。そこが本当に素敵だなと思います。高校時代と変わらない関係でいられるのも、やっぱり流星の人柄あってこそだと感じます。
高校時代、一緒に銭湯行ったり、流星も辛いラーメンが好きなので、放課後に食べに行ったりしていました。今でもお互いに仕事が終わった後、銭湯行ってラーメン食べて2~3時間過ごして解散!みたいなこともしています(笑)
卒業してから10年経ちますけれども、高校時代も今もやっていることが変わらない(笑)このままおじいちゃんになっても、変わらない関係のまま親友でいられるんじゃないかなと思ってます。