1966年、昭和41年に、旭川の小学校で撮影された身体検査の様子です。
学校で行われる健康診断には様々な項目がありましたが、その中には今はもう行われていない検査項目も。
番組スタッフ:「これなんでしょう?」小学生4年:「なんだろうね…」小学4年:「薬!」
高校2年:「ぎょう虫検査みたいなやつ…なんか虫いるかみたいなやつ…」
番組スタッフ:「ぎょう虫検査は?」高校2年:「したことないっす」
若い世代はその存在を知らない「ぎょう虫検査」
ぎょう虫検査は、1958年度から2015年まで幼稚園児や小学校低学年を中心に実施されました。
北海道文教大学 教授 當瀬先生:「ぎょう虫が寄生されている子どもさんの場合は、夜寝てるときに、肛門のところまで出てきまして、それで肛門のとこに卵を産み付けるんですね。」
北海道文教大学 教授 當瀬先生:「それが、めっちゃかゆい。子どもはわかんないから掻いちゃうんです。ものすごく痒くて眠れない。そこに炎症が起こったり、夜眠れなくなるので、場合によっては不眠症になっちゃったりする。」
番組スタッフ:「あるところにペタッと付けて検査したんだけど、あるとこってどこでしょう?」
小学3年:「おケツの…ここ!」番組スタッフ:「ピンポン!」
ぎょう虫検査は、粘着性のあるセロファン材質のテープを、肛門周囲に貼り付け、虫の卵の存在を顕微鏡で確かめる検査です。
自分でできないお子さんなどは、保護者の方にやってもらうのですが、段々とやってもらうのが恥ずかしくなったという思い出を持っている方も多いのでは?
高校2年:「笑…これをみんなやってたんですか?」
高校2年:「笑…マジ無理なんだけど。」
小学3年:「えー!ヤダヤダ絶対ヤダ!恥ずかしいし…」
北海道文教大学 教授 當瀬先生:「戦後すぐぐらいだと、かなりの人が、実はお腹の中にぎょう虫を持ってた。70~80%という比率とも言われたんですけども、その後、その虫を殺す薬もできたんで、それから急速に減っていった。」
現在は衛生環境の改善により1%未満に低下しているため、2016年(平成28年)4月から必須科目からは削除されています。
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