2025.04.08
暮らす石狩市に住む二上朋子(にかみ・ともこ)さん、79歳です。
「きのうもスーパーに行ってきた。私はコロッケを1個とマグロの刺身を買ってきて、夫は自分で買い物に行って好きに食べて好きに飲んでいるみたい。主婦は時間があるので3食しっかり作るのが決まりだろうと勝手に思っていた」
はじめは後ろめたさを感じたものの、夫婦で話し合って始めた「調理定年」。
いまは自由な時間が増え、趣味の茶道などを楽しんでいます。
「外に出ていても、帰って食事の支度をしなければという気には全くならない。自分の分だけなのですごくラク」
「調理定年」が浸透し始めている背景について、博報堂生活総合研究所の夏山明美上級研究員は時代の変化を挙げます。
「今は共働きのほうが多い。従来型の専業主婦が多かった時代とは状況が変わってきている。うまく調理定年をして新しい調理済み食品を使った食生活スタイルを作っていくことは男性・女性ともにハッピーに導いてくれるやり方」
調理定年についてこんなデータもあります。
・ココロの調理寿命56歳5か月
・カラダの調理寿命63歳1か月
20歳から69歳までの男女1500人を対象にした調査です。
ここでは「調理寿命」という言い方をしていますが、気持ち的に面倒になって作らなくなるココロの調理寿命は平均で「56歳5か月」で、体力的につらくなり作らなくなるカラダの調理寿命は、平均で「63歳1か月」となっています。
快適な食生活を送るためにも、お総菜などを上手く活用してみてはいかがでしょうか。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2025年3月20日)の情報に基づきます。
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