2025.04.14

出かける

森の“ポツンと”一軒家でこだわりの「おうちごはん」両親の想い継いだ予約必須の洋食店

両親の影響で…「安心して食べる場所を作りたい」

池田さん:「親が自然食のことを聞いて、体のために必要だっていうことになって。うちの家族が良いなと思ったらすぐに始める家なので」

30年ほど前、池田さんの父の浩明さんがこの土地を購入し移住しました。
家の周りの畑を耕し、生活に必要な野菜を栽培。
鶏舎を建てて卵を取れる環境も整えました。

そんな両親の影響で池田さんは、食品の安心・安全に関心を寄せるようになりました。

池田さん:「やっぱり自分が働いているときに週末に食べに安心していけるところっていうのはそんなになかったので、そういう店になりたいなと思って」

10年前は、養護学校の教員をしていた池田さん。
セカンドライフとして、55歳ごろから別の仕事をしようと考えていました。

池田さん:「夜に『そうだ!ごはん屋さんしよう』って思ったんですよね。別に料理人だったわけでも何でもないので”おうちごはん”っていう名前を付けたんですね。“おうちごはん野の”っていう」

池田さんは、父が残した土地と鶏舎を活用し、“できるだけ畑から近い場所で新鮮なものを提供したい”と畑のすぐ隣にお店を建てることを決意しました。

池田さん:「親が残してくれたこの土地を廃れさせないでっていうか。ここでやるっていうのは、ハルちゃんはどうかわからないけど、全然迷いは無かったです」

中神さん:「やっていけるかなっていう感じはしましたけどね。やっぱり、ポツンとその時代ネットとかこんなに普及する前、10年ぐらい前ですからね」

「そんなところに?」と心配されながらオープンしたお店も、今年で8年目。

池田さん:「すごく料理が遅いんですよね。一から主菜とか、みそ汁とか作ったりするもので、すごく時間待たせてしまってね。待ち時間でコミュニケーションをとらざるを得ない状況になりますし、ゆっくり過ごしていただけるのかなっていう気もします」

中神さん:「丁寧にね、手を抜かないで」

池田さん:「心を込めて作るしかきっと私たちにはできないと思っています。楽しく豊かに元気で働きたいし、お客さんにもそのように感じていただけて、また来てくださったらうれしいなと思っています」

お店への行き方

札幌駅方面から国道230号線を定山渓方面へ。
簾舞3-3の信号を簾舞中学校の方へ曲がります。
国道を曲がってから道なりに約3.7kmのところにあります。
※ランチ営業のみで1日16食限定、完全予約制です。
※予約でいっぱいになってしまうこともあるので、必ず事前にお電話で確認してください。

【おうちごはん野の】

住所:札幌市南区簾舞94-2
電話:090-9436-5256
営業日:毎週土・日・月 正午~午後3時
※1日16食限定

※掲載の内容は番組放送時(2025年4月8日)の情報に基づきます。

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HBCテレビにて毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中。みなさんと一緒に毎日のドキドキを探しに行きます!最新のニュースや天気、スポーツ情報など丸ごと「北海道」にこだわる情報報道番組です。

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