2025.03.28
育むエントランスを抜け、博物館の中を進んでいくと…ちょうど中央あたりに登場するのがこのリアルな「モササウルス」!
首長竜と同様に、恐竜ではなく爬虫類の仲間です。
4歳の息子は「モササウルス推し」で、海から飛び出して陸にいる恐竜に食らいつく姿がかっこいいとのこと。
モササウルス類には約70種類が属していることがこれまでに分かっていますが、多くは体の一部の化石のみ発見されているのだそうです。
ここ穂別でもモササウルスの新種が発見されており、2015年にフォスフォロサウルス・ポンペテレガンス(Phosphorosaurus ponpetelegans)という名称で正式に発表されました。
当時発見されたフォスフォロサウルスの頭骨は全体の約8割がしっかりと保存されていたため、生きていたときとほぼ同じ状態に復元することができたのだそうです。
穂別は本当に「新種」も多ければ、状態がいい化石が多いんですね!まさに「恐竜の町」!
この頭骨の復元から、モササウルス類では未確認だった両眼視(両目でみることで立体感や距離感がある見方ができること)の種類であったことが判明しました。
また、ほかのさまざまな研究から、中生代の海にすむ爬虫類としてはまだ確認されていない夜行性の種類であったことも推測されたようです。
骨だけなのにこんなに色々分かっちゃうなんて、すごい…!
4歳の息子にとってこの日一番の発見は、モササウルス(ティロサウルス)の口の中(上顎側)に歯が生えているのを見つけたこと。
この歯は一体何のために存在していたのか…!?
口を閉じたら舌に刺さって痛いのでは…!?
息子の中でも色々と想像が膨らみ、生きていた当時のリアルな姿を想像する貴重なきっかけになりました。