2025.03.22
深めるその後、1年半にわたる闘病を乗り越えた滝澤さん。
自分と同じように、子育てとがんの治療を両立する女性が悩みを相談できる場所を作りたいと、10年前にがんサロン「ラクシア」を立ち上げました。
この日、訪れたのは42歳の女性。
自分ががんであることを、小学生の子どもにいつ伝えたらよいのか悩んでいました。
「『早めに伝えないと』とは思いつつ、タイミングを見計らっていて…どうしようかなと」
すると、ほかの参加者から、経験談やアドバイスが。
「私はすぐに子どもに伝えてしまったけど、子どもは『自分がいっぱい迷惑をかけたから、お母さんががんになってしまったのではないか』と思っている。子どもから『ごめんね』と言われて…」
「『あなたのせいじゃない』と説明してあげたほうが、子どもは安心するのかも」
女性はそんな話に耳を傾けることで心強さを感じたようです。
「感情の波がフラットに保てないところがあったけど、『ラクシア』に来てからは話も聞いてもらえるし、皆さんの経験談がかなり力強い」