2025.03.22

暮らす

「振り返るとクマがいた」私が何度もヒグマに遭遇した理由には、対策のヒントがある 『劇場版 クマと民主主義』

クマ出没の原因はどこにあるのか、解決のカギはどこにあるのか

悔しさを感じる半面、こうも思います。
札幌市南区簾舞・藤野の取材では、私はクマについて調べ始めてたった1年でした。それでも仮説を立て、通り道を予想できたのです。

それは、「背景を知っていれば、出没を防ぐ術がある」ということでもあるのではないでしょうか。

課題は人間社会にある。つまり、解決のカギも人が握っているのです。

クマの出没や被害には、「知る」ことで防げるものがあります。
全国に共通する「対策のヒント」を、私は北海道・島牧村で教わりました。

短い日々のニュースでは伝えきれないことを、ドキュメンタリー映画に詰め込んでいます。
悲しい事故を繰り返さないために、何か一つでも考えるきっかけにしていただき、あなたや大切な人の命と暮らしを守るために、役立てていただけると幸いです。

『劇場版 クマと民主主義』(東京・札幌限定上映)

東京上映

・ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1丁目23−16 ココチビル 7・8F)
・3月30日(日)午後6時半~

札幌上映

・シアターキノ(北海道札幌市中央区南3条西6丁目 南3条グランドビル 2F)
・4月5日(土)午後2時台~(上映後ゲストトークあり:酪農学園大学・佐藤喜和教授×幾島監督)
・4月7日(月)午後6時台~
・4月9日(水)午後6時台~
※詳細な時間は決まり次第、シアターキノホームページ等で発表

チケットなど詳細は、「TBSドキュメンタリー映画祭2025」公式サイトからご確認ください。

連載「クマさん、ここまでよ

文:Sitakke編集部IKU
2025年3~4月上映の『劇場版 クマと民主主義』を監督。2018年にHBCに入社し、報道部に配属されてからクマの取材を継続。2021年夏からSitakke編集部。

※掲載の内容は記事執筆時(2025年3月)の情報に基づきます

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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