第163回直木賞を受賞し、累計発行部数50万部を突破した「少年と犬」(馳星周・文春文庫)が、高橋文哉さんと西野七瀬さんのW主演で実写映画化しました。
1匹の犬が、日本を縦断する旅路の先に目指すものとは?
人と心を交わしながら進んでいく物語を、映画オリジナル要素を加えて描いています。
「HBC演劇エンタメ研究会(通称“エンケン”)」のHBCアナウンサー・佐藤彩と森結有花が、試写会に参加してきました。この記事では、佐藤アナウンサーが映画を見た感想をレポートします!
震災から半年後の宮城県仙台。
職を失った青年・和正(高橋文哉)は、同じく震災で飼い主を亡くした一頭の犬・多聞(たもん)と出会った。
和正とその家族に瞬く間に懐き、一家にとって無くてはならない存在となったが、多門はなぜか常に<西の方角>を気にしていた。
そんな中、家族を助けるため危険な仕事に手を染めてしまった和正は、やがて事件に巻き込まれ、その混乱の最中に多聞は姿を消してしまう――。
時は流れ、多聞は罪を隠し続ける女性・美羽(西野七瀬)と滋賀県にいた。
多聞と過ごすことで徐々に平和な日常を取り戻していく美羽の前に、離れ離れになってしまった多聞を追いかけてきた和正が現れる。
最初は和正を警戒した美羽だったが、多聞を通して二人は少しずつ心を通わせ始める。
しかし、美羽が犯した罪はどこまでも追いかけてきた。
「俺が多聞を届ける。」美羽との約束を叶えるため、和正は多聞とともに“少年”を探す旅に出た。
そこに待ち受ける過酷な運命、そして奇跡とは――。
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