また、この映画の中で多聞は、登場人物たちの人生を一筋の光のごとく照らす“希望”でした。
それは時に心のよりどころであり、時に生きる目的ともなっていて、彼らを確実に強くしていました。
登場人物たちほど悲惨な状況ではなくとも、私もごく稀に(⁉)、何もかもが上手くいかなくて落ち込むことがあります。
「映画を見たから犬を飼う!」なんて無責任なことはできませんが、人なのか、景色なのか、言葉なのか、食べものなのか、落ち込んだときに自分の心を明るくし、強くしてくれる希望を持つことは、とても大事だと思いました。
今の私の希望は……仕事終わりのビール…かな?
軽すぎる!ごめんなさい!
ただ、そんな小さなことでも、希望を胸に生きていきたいです。
細かいことですが、東日本大震災発生から5年、そして東北から九州まで3000キロという、多聞の旅を表現する映像や音楽も好きでした!
その土地、その季節を象徴する映像と、そこに流れるピアノの音色がとても美しいです。
音楽というと、劇中に流れる当時の曲がとても懐かしい気持ちにさせてくれます。
西野七瀬さんが“あのアイドルの曲”を歌うシーンも見どころです!可愛かった~!
ここまでの感想を、試写会の帰り道、“焼肉”を食べながらまとめています。
「なんでだよ!」と周りから共感は全く得られませんでしたが、焼肉が食べたくなったのです。
私と同じく、この映画を見て焼肉が食べたくなった方がいたら、教えてください。
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