年末の夕方、札幌市中央区民センターに行列ができました。
労福会の活動の1つ、炊き出しです。
参加者は衣類や食事を受け取っていきます。
この日配られた弁当はカレーライス。
クリスマスが近かったこともあり、ケーキのプレゼントもありました。
希望者には散髪のサービスもあります。
この日炊き出しに参加した60人ほどのうち、路上で生活している人は10人もいません。
ネットカフェや友人の家で生活する”見えないホームレス”が最近増えているというんです。
路上にいない彼らは実態調査の対象から外れるため、その数を把握しきれていないのが現状です。
家を失った人を一時的に保護する活動をしている小川遼さん。
ピアノやプロジェクターがあるオシャレな空間が広がるコミュニティスペース。
一時的な保護を受けている人たちが、楽器を弾いたり映画を見たりすることができます。
また、コミュニティスペースとは別に、家を失った人が一時的に生活することができるシェルターがあります。
シェルターの入所者には、経済的な問題を抱えた人だけでなく、認知症や精神障害で家賃が払えなくなった人、家庭内のトラブルやDV被害・児童虐待から逃れてきた人もいます。
そのシェルターに、入所したばかりの30代前半の女性がいました。
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