2025.03.24

深める

函館で最も有名な猫の親子。 |四・季・点・猫 − 未公開写真を含む冬の特別編 −

Nikonの愛機で毎回8Kで撮影し、投稿する前にトリミング。そこで2Kに落ちたものをまた8Kに引き延ばす等、画質に対しては強くこだわった。

干し大根の下を颯爽と歩く母猫のミケ。

「猫の毛1本1本が見えるくらい鮮明な写真が自分の理想なので、どうしてもそこまでしちゃうんですよね」

守永さんの猫写真は、ただ単に愛らしいの一言では処理できない。寺としては、姿を見せればコミュニケーションをとるが飼ってはいない。どの猫も、寒風吹きすさぶ冬の野外でたくましく生きている野良猫たちだ。飄々としているように見えながら、必死に生きている。
冬に撮影された写真は、まさにその様子が伝わるものばかりで「なんとか冬を越してくれ」と一方的に願い、春夏の写真を見れば「あたたかくなってよかった」と一方的に安堵する。意図的ではないにせよ、守永さんの写真はこうして見る側の気持ちを揺さぶってくる。

peeps hakodate

函館の新しい「好き」が見つかるローカルマガジン。 いまだ開港都市としての名残を色濃く漂わせる函館という街の文化を題材に、その背後にいる人々を主人公に据えた月刊のローカルマガジン。 毎号「読み物であること」にこだわり、読み手の本棚にずっと残り続ける本を目指して編集・制作しています。(無料雑誌・月刊/毎月10日発行)

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