Nikonの愛機で毎回8Kで撮影し、投稿する前にトリミング。そこで2Kに落ちたものをまた8Kに引き延ばす等、画質に対しては強くこだわった。
「猫の毛1本1本が見えるくらい鮮明な写真が自分の理想なので、どうしてもそこまでしちゃうんですよね」
守永さんの猫写真は、ただ単に愛らしいの一言では処理できない。寺としては、姿を見せればコミュニケーションをとるが飼ってはいない。どの猫も、寒風吹きすさぶ冬の野外でたくましく生きている野良猫たちだ。飄々としているように見えながら、必死に生きている。
冬に撮影された写真は、まさにその様子が伝わるものばかりで「なんとか冬を越してくれ」と一方的に願い、春夏の写真を見れば「あたたかくなってよかった」と一方的に安堵する。意図的ではないにせよ、守永さんの写真はこうして見る側の気持ちを揺さぶってくる。
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