ー実際にブランドを立ち上げてみて、手応えはいかがでしょうか
野口社長:社員を信頼して任せて良かったです。
どれも私自身が「これは欲しい!」と思えるものに仕上がりました。
例えば「サウナハット」。
触り心地がよく、カラー展開も豊富。
さらに、サウナでは鍵が熱くなりがちなことを配慮し、収納できるポケットも付いています。
サウナ好きとしては、こういう細かな配慮はうれしいですね。
お土産を通じてお客様とのコミュニケーションが生まれるのも楽しみです。
売店で「これ、どんな素材を使っているんですか?」と会話が弾み、そのやりとりが旅の思い出のひとつになればと思っています。
ーこれからの「の」ブランドについて、展望を教えてください
野口社長:お子様やそのご家族に楽しんでもらえる商品にも挑戦したいです。
幼い頃の思い出は、大人になっても心に残るもの。
子どものころに旅館や温泉の文化にふれた経験が、将来「懐かしいな」「また行きたいな」と感じるきっかけになればうれしいですね。
そうした体験をより豊かにするために、商品だけでなく旅館での滞在そのものが楽しい思い出になるようなイベントも定期的に開催しています。
例えば「きたゆざわ 森のソラニワ」では、現在「ふわふわパイレーツとソラニワ宝島〜ホテルに隠された宝の暗号を見つけ出せ〜」というイベントを開催しています。
海賊船をイメージしたふわふわ遊具や、お宝探しのスタンプラリーを楽しめます。家族コスチュームの貸し出しも行っています。
5月31日まで開催していますので、春休みやゴールデンウィークにぜひお越しください。