2025.03.20

育む

「おおきくなったら何になる?」6歳こうちゃんついに卒園…走り続けた子育てを我が子のふとした言葉で立ち止まった日【室谷香菜子のいっくじ日記#13】

ビシッときまったこうちゃんの晴れ姿に

卒園式当日は、前日までの雪雲も過ぎさって晴天。

フォーマルな衣装に身を包んで、蝶ネクタイもばっちり決まり、いざ保育園へ。

玄関を開けると、みんな正装がばっちり決まっている!
お着物を着ている子も。

そんな姿を見て、もう私の涙腺はぎりぎり。ちょっとでも油断すると涙があふれそう。

涙はまだ早い早い…

そして式はスタート。
オープニングムービーを見ただけでもう鼻水をすすっているお母さんも。

『たくさん思いをぶつけあって たくさん喧嘩もしたけれど 今ではかけがえのないお友だち。きょうはいよいよ卒園式。大きくなった姿を見ていてね』

プロジェクターの文字に続いて、子どもたちが入場してきました。

緊張から手と足が一緒になっている子や、お父さんお母さんの姿を見てもう涙目になっている子もいます。

こうちゃんは…?

固い表情で一歩一歩ゆっくり歩いていました。

卒園証書を園長先生から受け取ったあと、子どもたちは一人ひとり証書を持ってお母さんのところへ。

私も涙を必死にこらえながらまっすぐ歩いてくるこうちゃんを待っていました。

「いつもごはんつくってくれてありがと」

照れくさそうに言いながら立派な卒園証書を渡してくれました。

証書と一緒に入っていたのは、「かんしゃじょう」。

『いつもおせわしてくれてありがとう。べんきょうをがんばって100てんとるよ』

そのあとは、こうちゃん、みんなと一緒に大きな声で歌を歌ってくれました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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