予防ワクチンは「生ワクチン」と「組換えワクチン」の2種類があります。予防効果などについて、どんな違いがあるのかまとめました。
・接種後1年で約60%、5年後で約40%。
・免疫抑制の治療を受けている人や妊娠中の女性は選ぶことができない。
・接種後1年で約98%。接種から10年後でも約70%と高い数字。
・2回の接種が必要となり、費用は割高。
医療機関ごとに異なりますが、取材した皮膚科では現在【生ワクチン】で8800円。
【組換えワクチン】は1回の接種が2万2000円で、2回必要なので4万4000円となっています。
ただ4月にスタートする定期接種には“補助”がありますので、実際の費用負担が、どれくらいになるかは、これから詳細が発表されることになっています。
全国の自治体で4月1日から『帯状ほう疹』予防ワクチンの定期接種が始まります。
対象者は、新年度に65歳になる方、つまり生年月日が、1950(昭和25)年4月2日から1961(昭和36)年4月1日までの方です。
そして新年度に70歳、75歳、80歳…といった具合に、5歳刻みで、100歳になる方までを対象としています。
そのほかにも、対象となる方がいますが、今回の5歳刻みの接種を5年続けて実施することで、現在の高齢者に行きわたらせることを想定しています。
なお、こうした取り組みが終わってからは、新しく65歳になる人が『帯状ほう疹』予防ワクチンの接種対象となります。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年2月26日)の情報に基づきます。