2025.03.15
暮らす小学校の入学式といえば、真新しいピカピカのランドセルが頭に思い浮かびますが、北海道小樽市では、独自に開発された通学かばんが長年愛用されています。
小樽で雪の通学路を歩く小学生たちが背負っているこのかばんは、地元では「ナップランド」と呼ばれています。
ナップザックとランドセルを組みあせた造語です。
小樽市内の老舗のかばん店「バッグのムラタ」には、当たり前のように「ナップランド」が並んでいます。
小樽市内の新1年生の約5割から6割がランドセルの代わりに購入するといいます。
村田達哉会長は「小学校の先生から『小樽は雪が多くて通学大変なので、軽いかばんできないものかな』と先代の社長に相談があって、軽いナイロン製のかばんを作った」とその経緯を話します。