2021.10.04

育む

「育児に疲れているママたちに"あなたはひとりじゃないよ"と伝えたい。」誰でも参加OK!ママ向けイベントコミュニティ

北海道のママ応援サイト「EZO MAMA」(エゾママ)と、Sitakke編集部によるコラボ連載、『#北海道ママコミュニティ図鑑』。
この連載では、北海道在住のママが中心となったイベントやコミュニティの活動内容をご紹介します。
ママ向けのイベントやコミュニティ参加に興味がある人はもちろん、様々なママたちのインタビューを通し、多種多様な価値観に出会う”きっかけ” をお届けしてまいります。

ママ向けイベント企画・運営コミュニティ:「hug*cafe(ハグカフェ」

取材に答えてくれたのは、代表の山口真規子さん。札幌市在住の山口さんは、カフェとイベント妄想をこよなく愛する3児の母。長女の妊娠・出産をきっかけにママ向け・親子向けの活動を始めたそう。「誰よりも自分が楽しむ!」をモットーにママイベントクリエイターとして活動しています。

「ママ友が欲しい!」見知らぬ土地で、知り合いがゼロの状態から立ち上げたコミュニティ。

コミュニティの活動内容について教えてください。

イベント企画を中心としたママ向けの活動を、長女の出産をきっかけに9年以上続けています。
数人の小さな交流会から100人以上が来るような大きなものまで、様々なイベントを企画してきました。札幌だけでなく、転勤先だった苫小牧市や八雲町でも知り合いがゼロの状態から取り組んできました。
いままで開催したイベントは200回以上、累計参加人数は4000組を超えます。
新型コロナウイルスの影響でリアルイベントの開催が難しくなってからはオンラインのイベントやオンラインコミュニティの主宰もしています。
また、札幌の子連れで行けるカフェの紹介の本「くつろぎおやこカフェ」をはじめとする冊子の自費出版も多数しています。
毎回スタッフもママにお願いをして、当事者であるママの目線を大事にしながら企画をしています。

コミュニティを立ち上げたきっかけって?

自分が初めての妊娠・出産を、 地元ではない見知らぬ土地でしたため、「ママ友が欲しい」! という気持ちから始めました。
いち子育てママとして欲しい情報を集めたり「これがあったらいいな」ということを実現するために、そのときに自分が興味のあるテーマでイベント企画や冊子制作をしてきた、という感じです。
夫の転勤で1〜2年おきに引越しがあったため、そのたびに知り合いがほぼゼロからの再スタートでしたが、その先々で仲間を募り一緒に活動するママ友を作ってきたことは自分の中で大きな経験になっています。自分が好きなこと、やりたいことだけをする!というふうに決めていたので、子育てとの両立で忙しくて大変なことはありましたが、辛かったことというのはあまり記憶にありません。失敗もたくさんしましたが、それらも全部自分にとっては糧になっています。

育児に疲れているママたちに「あなたはひとりじゃないよ」と、伝えたい。

活動を通してどんなことを得られますか?

私は子どもとふたりきりで家にいる状況にストレスがたまってしまうタイプなので、活動のために外に出て他の人と交流をする…というのはとても大きな気分転換になっていました。ひとりめの妊娠中からそういうことをしていたので、子育て特有の孤独感に悩まされることもなく、常に人に囲まれて育児をしていくことができました。

だからこそ、育児に疲れているママたちには「ひとりじゃないよ」と、活動を通じて伝えることができたらいいなと思っています。ちょっと大人と話をしたり、共感をしてもらったりするだけでぐっと心が軽くなります。

それでママがニコニコと笑顔でいられれば、それが子どもにとっても一番嬉しいことだと思っています。私のやりたいことに子どもを付き合わせることになる場面も多いですが、外でたくさんの人と触れ合う経験は子どもにとってもプラスになっているかなとも思います。

なにか一緒に楽しいことをしたい!という人は誰でもウェルカムです!

どんな人たちにコミュニティに参加してもらいたいですか?

とにかく一緒に楽しいことをしたい人は誰でもウェルカムです!いまは自分が子育て中なので子育てママを対象にすることが多いですが、「誰かのママ」としてではなくその人個人とのお付き合いを大事にしたいといつも思っています。初めての場所に出向いたり初めての人に会うことはとてもドキドキすることだとも思いますが、ちょっとした一歩で子育て、そして自分の人生を楽しくするきっかけを得ることができるんじゃないかなと思います。とにかく楽しそうなことをしているな、自分も一緒に何かしてみたいな、と思ったら、ぜひ仲間になって欲しいです。

「Sitakke」ママ読者へのメッセージ

子育をこんなふうにして乗り越えた、楽になったなど、工夫がありましたら先輩ママとして是非教えてください。

子どもが小さいときはどうしても子ども優先の生活になりがちですが、その中で少しだけでも<自分>を大事にする瞬間を持つことが大切かなと思っています。「あれがやりたいな」と思ったら、実際にできるかどうかは別にしてその気持ちを大事にすること。

本当にちょっとしたことを実行に移すとか、食べたいと思ったものを食べるとか。そしてそれをしっかり家族に伝えるということも大事かなと思います。夫や子どもに「お母さんはいまこれをしたいの!」と声に出して言う、とか。現実的に時間が足りない!という場面では料理や掃除の家事を思い切って少し放棄してしまうこともあります。あとはイライラしたら、とにかく寝る!!だいたいうまくいかないな…というときは、睡眠不足であることが多いです。

自分の時間はどのように過ごして気分転換やリフレッシュをしていますか?

いまは子どもたちと一緒に21時に寝て、早朝(4時台)に起き、朝に自分の時間を確保するようにしています。ブログを書いたり、メッセージの返信をしたり…ということを集中してやっています。また、週に1度カフェに行って、手帳を広げながら先の予定や楽しみな未来を考える<手帳タイム>をとっています。この時間がとっても大切です。まだ子どもが未就園児だったときはなかなかひとりの時間を取ることが難しかったですが、少しでも時間があればひとりでカフェに行くようにしていました。

最後に一言あれば、お願いします。

よく小さい子が3人もいる中で、どうしてこういうことをしているんですか?その行動力はいったいどこからくるんですか?と聞かれることが多くあります。ひとつは、「育児中だからあれもこれもできないではなく、その中でできることもある」ということを自分が実践することで、それを他のママにも知ってもらいたいなと思っています。そのためにもまずは自分と、身近な周りの人の「やってみたい!」ということをどんどん実現していくことで、楽しさの連鎖を作って、結果的にそれがめぐりめぐって誰かの役にたってくれたら素敵だなと思っています。

もうひとつが、私が我が子に望むのが「人生って楽しいな、生まれてきて良かったな」と思ってほしい、ただその一点だけなのですが、まず親である自分がそう思えるような人生を歩み、その姿を見せることが1番だと考えています。

でも結局は、純粋にコミュニティ作りやイベントの企画が大好きで、楽しいからやっているというのが最大の理由です。 好きだからこそついついやってしまうし、こうやって長く続けられているんです。

***

▼hug*cafe(ハグカフェ)主催のイベント情報、詳細はこちらから!

EZO MAMA(エゾママ)

北海道のママ応援サイトで、ママが“つながる”コミュニティやイベント情報を掲載♪ 北海道で活動しているコミュニティ(営利活動や企業はNG)は無料で掲載可♪

https://ezomama.jp/

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