2025.03.14
暮らす「エキノコックス」について学べるゲーム「ECHINO!(エキノ)」。
かわいいデザインで、見た目から興味を引きます。
池田さんは、「科学を社会に伝えたり、社会課題を共有したり考えたりする、とっかかりを視覚的に作る」ため、グラフィックデザイナーとしてのスキルを活かして、さまざまな研究内容を社会に発信しています。
その中で、学生たちと一緒に作ったボードゲームです。
プレーヤー自身が、エキノコックスになりきるゲーム。
サイコロをふって進んでいきますが、卵時代は地面やキツネのフンにいて、ネズミ⇒キツネと媒介していく中で、成長していきます。
21マス目まで進むと、「虫卵カード」をゲット。「虫卵カード」がなくなるまで、繰り返します。
このカードが得点の役割を果たしていて、最後までに「よりたくさん卵を産めたプレーヤー、より繁栄できたエキノコックス」が勝ち、というルールです。
各マスや虫卵カードには、エキノコックスやキツネにまつわる豆知識が書かれています。エキノコックスの繁栄の仕方を体感しながら、自然と学べる仕組みです。
ゲーム性にもこだわっています。
サイコロは3つあり、何個ふるかを選べるんです。もちろんたくさんふったほうが多くのマスを進めますが、「出た目の合計が8以上になると、ふりだしに戻る」というルールがあります。
どのタイミングで、どこまで攻めるか、戦略が重要なのです。
こうした面白いルールは複数ありますが、子どもと一緒にあそぶときはルールをシンプルにしてサイコロを1つにするなど、調整もできます。
「学べる、かつ楽しい」ことを意識して作られたゲームです。
くわしくはYoutubeで公開した動画の中でご紹介しています。
開発チームからは、
「エキノコックスに漠然とした不安があると思うけど、ゲームって集中しながらやると思うので、その中で『ネズミ同士では移らないんだ』とか、自然と知識を身につくように利用してもらえれば嬉しいなと思います」
「シビアなトピックは専門家に教わっても説教くさくなっちゃったりすることがある。あくまでも楽しい、エンタメベースでやってもらえたらいい」という声がありました。
「本当にいろんな切り口から楽しめるゲームなので、あなたらしい繁栄の仕方を見つけてください!」とのことですよ。
「したっけラジオ」本編の内容も、Sitakkeのこの連載と、Youtubeでもご紹介していきます。
オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
HBCテレビ「あぐり王国北海道NEXT」「グッチーな!」「SitakkeTV(ナレーション)」、ラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!(月・火)」を担当。「HBC演劇エンタメ研究会」のメンバーとしても活動中!
※掲載の内容は、「ひとりの夜にあなたとあたしのしたっけラジオ」2025年2月23日放送時の情報に基づきます
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