2025.03.06
出かける2月、北海道小樽市を代表する26の文化財が、「日本遺産」として文化庁に認定されました。
色内1丁目は、明治末期から昭和中期にかけて半径500mの範囲で10軒の銀行建築が立ち並ぶ地域。まさに「小樽でこその景色」ですよね。
総合博物館では旧手宮線で活躍した蒸気機関車「しづか号」が大事に保管されています。
小樽市観光振興室が「市民の悲願だった」と話す日本遺産認定。
しかし勝負はこれからです。
「日本遺産」とは、2015年度に文化庁が始めた事業です。
特徴は、「ストーリー」を認定する、ということ。
地域ならではの歴史や、文化財を織り込んだ「ストーリー」を評価・認定し、観光の活性化などを目指します。
北海道内6件目の認定となった、小樽市の「ストーリー」は、「北海道の『心臓』と呼ばれたまち小樽~『民の力』で創られ蘇った北の商都~」です。
明治・大正期以降、北海道の物流拠点として発展した小樽。
その後、高度経済成長期に一度は衰退の道をたどりましたが、そこから市民の力「民の力」により、マチを盛り上げていったストーリーが評価されました。
小樽市観光振興室の津田明宏日本遺産担当主幹によると、「そのなかでも重要なポイントが小樽運河」だといいます。
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