「茂津多岬(もったみさき)灯台」は、海面から塔頂(建物のてっぺん)までの高さが、290mで、日本一。
2位との差は、ごくわずかなので、自慢の〝とんがり帽子〟の屋根のおかげで、見事日本一に輝いているとも言えなくなさそうです。
さて、この〝とんがり帽子〟は何のためにあるのか? もしかして「日本一になりたいから」だったりして…。
第一管区海上保安本部に電話をして聞いてみました。
海上保安庁では、その地域の観光資源・特産品などをモチーフとして灯台のデザインを行う「航路標識のデザイン化」に取り組んでいるのだそうです。
〝とんがり帽子〟の正体は、せたな町のシンボルである、3本の杉の木が立っているように見える「三本杉岩」をモチーフにしてデザインされた、とんがり屋根でした。
茂津多岬は、道南最高峰の「狩場山」の尾根が一気に日本海に没するところです。
奇岩の続く海岸線や奥尻島、遠くに積丹半島を一望する夕日の名所でもあります。
2021年9月30日 放送
撮影:川原 敏 さん(恵庭市 在住)