2025.04.04

暮らす

クマは「もっと駆除すれば被害は減る?」「麻酔をかけて山奥に放せないの?」捕獲と保護にまつわるQ&A5選【秋田県に学ぶ③】

秋田県のホームページ内「クマについてよくあるご意見・ご質問」から、駆除・保護に関する質問についての解説文を抜粋して5つご紹介します。(画像はHBC「クマここ」より)

①クマによる人身事故や農作物被害を防ぐため、もっと駆除すべきではないですか

2020年7月、札幌市南区に、やせたヒグマが繰り返し出没。このクマのものとみられるフンからは、ごみ袋の一部が見つかった

捕獲(駆除)も重要な対策のひとつであり、各地域において状況に応じて捕獲が行われています。

ただし、クマの出没はクマの数「だけ」ではコントロールできません。出没要因を除去しない限り、いくら捕獲をしてもクマの出没は続きます。

捕獲「だけ」に頼る対策では、限界があります。出没要因の除去(農地への電気柵の設置、誘引物となる廃棄作物や生ゴミの適正処理など)と捕獲、両輪で対策を進める必要があります。一人ひとりがクマを集落に寄せ付けない、通わせないよう、対策に努めましょう。

②出てきたクマを捕るのではなく、山に入って積極的にクマを捕獲するべきではないですか

クマの出没や農作物被害、人身被害が多く発生するのは6~10月です。この時期の山は草木が生い茂り、見通しが非常に悪いため、捕獲者がクマと鉢合わせをする危険性があります。捕獲従事者の安全管理上問題が大きいため、出没や被害の多い時期に山に入って銃を用いた捕獲をすべきではありません。

札幌で行った実証実験。赤丸のあたりにクマの等身大パネルを置いているが、まったく見えない

一方で、人とクマとの間に適切な距離をとり、棲み分けを実現するため、集落周辺に定着している個体に捕獲圧をかけるなどの対策は必要と考えています。この方法については現在情報収集・検討中です。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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