2025.04.03

暮らす

「ツキノワグマとヒグマのハイブリッド個体がいる?」「温暖化で冬眠しない?」クマのウワサQ&A5選【秋田県に学ぶ②】

秋田県のホームページ内「クマについてよくあるご意見・ご質問」から、よくあるクマのウワサについての解説文を抜粋して5つご紹介します。(画像はHBC「クマここ」より)

①温暖化の影響で雪の少ない年や暖かい冬が増えると、冬眠しないクマも増えるのでは

雪の上に残されたヒグマの足跡(2022年12月・札幌市中央区)

クマは寒いから・雪が降るから冬眠するのではありません。食べもののない季節をエネルギー消費を抑えて乗り切るために冬眠するのです。

雪の少ない年や気温の高い冬であっても、山の中には食べものがありませんので、クマが冬眠せず活動し続けることはないと考えられます。

ただし、冬も人の生活圏にある食べもの(生ごみ、コンポスト、枝に残ったカキなど)にありつくことができている限り、冬眠せずに起きていることができます。人の生活圏でクマに食べさせないことが重要です。

②秋田県にはツキノワグマとヒグマのハイブリッド個体がいると聞いたのですが

自動撮影カメラに映ったツキノワグマ(画像提供:秋田県)

いません。
秋田県に生息しているのはツキノワグマです(日本で野生のヒグマが生息しているのは北海道のみです)。

過去に県内で飼育されていたヒグマが逃げ出した事故が発生していますが、逃げ出した個体はその場ですべて捕獲されています。

なお、ツキノワグマとヒグマは別種の動物であり、自然界で交配し繁殖する可能性は極めて低く、現在のところ県内でそうした個体が確認された事実はありません。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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