真冬の札幌で70人もの行列！「最期の一杯」に選ばれる味とは

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北海道のさまざまな話題をご紹介している「今日ドキッ！」から、選りすぐりの情報をお届けします。

オープンしたて！ほやほやのお店をご紹介するコーナー「新店さんいらっしゃ～い」。
釧路ラーメンの名店が札幌に初進出！オープンまでの舞台裏に密着しました！

札幌初進出！行列が出来る釧路の人気店のオープンに密着！【まるひら】

2月某日、地下鉄”北２４条駅”近くに出来た長い行列！
皆さんのお目当ては…釧路ラーメン「まるひら」。

本店は、釧路で６５年続く地元市民に人気のラーメン店で、今回が札幌初進出！
2月23日、プレオープンを迎えた日に密着しました。

店主の平野 周平さん。
実家の両親が「まるひら釧路本店」を経営しています。

平野 周平さん：「ラーメン大好物で まるひらが“ごちそう”みたいな感じだったので、やっぱり自分が好きなモノを札幌でも知ってもらいたいというのが最初でしたね」

前職は、大手着物店に勤務していた平野さん。
２０代の頃から思い描いていた「まるひら」札幌進出の夢を叶えるため、３年前に退職。

その後、夫婦で、実家の釧路の本店で修業を積み、オープンの準備を進めてきました。

釧路ラーメンは、札幌・旭川・函館に次ぐ「北海道第４のラーメン」として知られ、あっさりとした醤油ベースのスープと独特の縮れた細麺が特徴です。

いまのスタイルになったのは、屋台ラーメンが登場した“昭和初期”だと言われています。
漁師に早く提供するために、すぐに茹で上がる“細麺”が主流になったそうです。

その釧路ラーメンの中でも、特に人気なのが創業６５年の老舗「まるひら」
いつもお昼どきには行列ができて、午後２時の閉店まで多くの常連客が足を運びます。

【釧路ラーメン まるひら】

住所：北海道釧路市浦見８丁目
営業時間：午前９時半～午後２時 ※麺がなくなり次第終了
定休日:水曜・木曜

お客さん：「すっきりスープまで飲める。罪悪感のない、まるひらのラーメン」

お客さん：「２杯目です！２杯目でもずっとうまいっ！」

お客さん：「５０年ぐらい通っているかな。ほとんど変わらないね。この味をずっと受け継いでいるから」

お客さん：「もしも自分たちが“最期の食事”になるときはここのラーメンと決めている」

長年多くの人達を魅了する「まるひら」の看板メニュー「正油ラーメン」
具は、海苔、ネギ、チャーシュー、メンマといたってシンプル！

スープは、カツオ節をメインに、魚介だしの旨味が効いたあっさりとした味わい！
澄んだスープをひと口含むと、やさしいカツオの風味が口のなか、いっぱいに広がります。

そんな、あっさりのスープに合わせるのは、特注の細い縮れ麺。
ツルツルと“のど越し”が良いのが特徴です。

釧路で、６５年続く老舗「まるひら」 。

現在、本店は、４代目夫婦と次男夫婦でお店を回しています。
今回、長男の周平さんが札幌にお店を出すことについて聞いてみると…

４代目 正夫さん：「いずれはやると思っていたから、いいんじゃないかと思いました」

母 芳子さん：「心配で心配ですよ。激戦区だと思いますので皆さんに可愛がってもらえたらいいなと思って祈ってます」

４代目 正夫さん：「新参者だし、一生懸命やるしかないですよね」