2025.02.19
深めるさて、たてひよこさん。ここから書くことは、あくまであたしなりの考えでしかないんだけれど。
職場で誰かに意見を伝えようとするとき、あるいは伝えなければならないときのために。
次の3つのポイントを普段の行いから意識してみると、「上手に」伝えることは難しくとも、少なくとも「誠実に」伝えようとしていることは、相手にわかってもらえるようになるんじゃないかなって思うの。それぞれ解説付きで紹介するわね。
①意見しやすくなる「土台」を作っておく。
誰かに仕事に関する「意見」を投げかけるのって、実はコミュニケーション一般としてはエネルギーが要る方だし、言葉のチョイスにも高度なテクニックが必要。相手と共通の土台•目線に立てていることが、一般的には前提条件です。そのベースを作るために、普段から何気ないやり取りをあえてかなり積極的にして、こころを通わせておくとGOODでしょう(ちなみに「こちらは歩み寄っているのに、なぜかこいつとは自然な会話ができん……」ってなったら、それは単に相性が悪いか、相手が腐っている証拠。しれっと距離を置くのが吉)。
②意見のための「時間」を遠慮なくもらう。
これ、①を積み重ねておけばかなり伝えやすくなると思うんだけれど、たてひよこさんのように目下出てきた話題にすぐレスポンスするのが苦手な人は、(事前に会議日程や内容が決まっているなら)意見を練って持っていく時間、はたまたその場のトピックについて持ち帰って後日話すためのシンキングタイムを「ください!」とだけは、上司を含めた周囲に対してその場で率直に言えると、かなり息がしやすくなるんじゃないかなと思います。後からでもいいのよ。求められているのはおそらく「アクティブに職場と関わろうとしている姿勢」だから。
③意見するのが「苦手」なのを隠さない。
これがマジで一番大事(上2つはこれを前提に書いているところもあるわね)。あのね、人間って苦手なものはやっぱり苦手だし、それ、無理に得意になろうとしなくて大丈夫。だけれど、仕事となるとやはり他人が絡んでくるわけで、そうとばかりも言ってられない。だとすれば「他人に意見するの、苦手なんです……」って、関係する人みんなに素直にアピールした上で、「でもッ!伝わるまで!努力するのを!やめないッ!」と、つたないながらもポジティブに努力する。そんな態度を見せることが、小さくない力を発揮するはず。きっと仕事中、以前よりもはるかに周囲との風通しがよいことに気づけるのではないでしょうか。
いかがかしら?
こういった話題だと、どちらかというと意見の「伝え方」というか、わかりやすく簡単にしゃべる方法だったり、話す準備をしやすくするための思考法など、ノウハウ的な部分にスポットライトが当たりがちだけれど。
あたしがたてひよこさんに伝えたかったのは、そんなノウハウを活かす以前に大切にするべきものというか。
あなたがもし意見を伝えるのが得意な人だったとしても、そもそも取り組んでおいて損はない事柄をここには記したつもり。