この味を守るために重要な役割を果たしているのが、実は先ほども出てきたアレです。
三浦店長:「ラーメンスープをカレーに入れている。見えない隠し味になるんですけど、コクがすごい出る」
三浦店長:「元となるスープはずっと一緒。昔ながらのスープの取り方がそのまま」
創業当時からのマルトマ食堂秘伝のラーメンのスープを加えることで、他の店では生み出すことのできない味に!
そしてカレーに入れる野菜は、玉ねぎ、ジャガイモ、にんじんとシンプルながらも奥深さを追求しています。
三浦店長:「野菜が溶けるまで煮込む。野菜から出る甘みも強い」
極めつけは、ホッキ貝のダシ!
ホッキのひもを大量に鍋に入れ旨味を抽出します。
さらに、提供直前には生のホッキも贅沢に投入!
後から入れることで、やわらかい食感を損なわず楽しめるんです。
今の時期は、ホッキ貝だけで1日約600個を消費します。
三浦店長:「ぶっちゃけた話、利益はほぼない。ホッキカレーが出るほど、お店はちょっと沈んじゃうんですけど…ここ5年で3回赤字出してる」
ホッキは価格の変動が激しい食材で、そのホッキを3個も使用してクオリティーを保ち続けるのは至難の業です。
それでも店を続け、長年、愛され続ける理由とは…
三浦店長:「一番大事にしているのは、利益よりお客さんが喜んでくれることを考えてる。親が築き上げてくれた、暖かさが残っている。」
三浦店長:「苫小牧のホッキはずっと水揚げ日本一なので、そのホッキを味わってもらいたいし、(苫小牧のホッキが)すごいって持ち帰ってほしい」
住所:北海道苫小牧市汐見町1
マルトマ食堂は行列必至の人気店ですが、他の時期に比べいまは3分の2ほど列が短いそうです。
この機会に新鮮な海鮮を食べに行ってみてはいかがでしょうか。
※掲載の内容は番組放送時(2025年2月11日)の情報に基づきます。
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