2025.02.19
育む—立ち上げから、すでにいろんな活動をされていますが、これからのニアラボをどうしていこうと考えていますか?
ニアラボを始めてみてわかったのが、結構みんな働き方について悩んでいるということでした。ママになるタイミングで仕事を辞めてブランクがあったり、そのことで自分に何ができるかわからないと自信をなくしていたり、そもそも子どもとの時間を大切にしながら働ける方法を模索していたり、いろんな悩みがあるんですね。なので、そういったママの雇用創出につながることをしたいなと思っています。
フリーランスや在宅ワークといった働き方に興味を持っている人も多いので、メンバーの中ですでに在宅ワークを実践している人を講師としてセミナーを開き、経験談を話してもらったこともあります。
私は前職で求人媒体の営業や編集・企画の仕事をしていた経験があるので、そうした強みを生かして企業と人をつなげるとか、ママたちのスキルを磨くお手伝いができるのではないかと考えているところです。すでにニアラボの中でライターを育てて、企業から依頼される原稿を書くという仕事も受けています。
この先、子どもたちが成長し、ママたちも変わっていくことによって、ニアラボ自体もどんどん変わっていかなくてはと思っています。
—ニアラボの活動を通して、りさこさん自身も変化した部分はありますか?
メンバーのみなさんが、ニアラボをきっかけに人生が変わったというお話しを聞くと、すごくうれしくなりますし、それが私自身の原動力になるんだということに気づいたのは、大きいですね。
この前、とあるメンバーさんから「ニアラボでだれかと話したり、育児の悩みを話したりするだけで、こんなにも救われるとは思わなかった」と言われたんです。その方は、2人目を産んでからメンバーになってくれたのですが、1人目を出産した時に産後うつになってしまったそうなんです。2人目を出産する時も、もしかしたら産後うつになるかもしれないと覚悟していたそうですが、ニアラボがあったおかげで、大丈夫だったと言ってもらえたのが、すごくうれしかったですね。
ほかにも、ニアラボから刺激を受けて「私も何かできるんじゃないか」と、インスタでの発信を始めたり、未経験のライティングにも挑戦したいと思ってくれたりする人が結構いて、「ニアラボで一歩踏み出せた」とか「ニアラボで人生が変わった」と言ってくれる人を一人でも二人でも増やしていくことが私の目標になりました。
—だれかの人生を少し変えるお手伝い、素敵ですね。最後にSitakke読者のみなさんにメッセージをお願いします。
北海道のママたちが団結して何か楽しそうなことをしているなって、全国の方々に知ってもらえたら嬉しいです。これはママに限らずなのですが、すべての女性一人ひとりが、地に足をつけて自分軸で生きてほしい、そして自分の可能性を広げてくれたらいいなって思っています。
—北海道で楽しく生き生き子育てをするママたちが増えると、きっと子どもたちにもいい影響がありそうですし、北海道の未来が明るくなりそうですね。
りさこさん、素敵なお話、ありがとうございました!
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文:菅谷環
編集:Sitakke編集部YASU子
ライター 菅谷環
食べること、旅すること、呑むことが大好き。人数が多い割りに目立たない第2次ベビーブーマーのど真ん中です。
日々の楽しみは、おつまみ作りと器集め、そのための雑貨屋めぐり。お酒の話を聞くのが好きで、酒の話を肴に呑めます。
仕事が詰まってくると、地図を見ながら妄想旅行に出かけてしまいます。
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