京都・大阪・江戸の違いについて書かれた書物『守貞漫稿』。
これによると、関西では“さつま揚げ”のことは“天ぷら”と呼び、“天ぷら”を“つけ揚げ”と呼ぶと書かれているのです。
「非常に混乱しますよね。つけて揚げるから“つけ揚げ”なんだと思います」と尾崎さんは話します。
実は、江戸で「さつま揚げ」と呼ばれていたものを、大阪では「天ぷら」と呼び、江戸で「天ぷら」と呼ばれていたものは、大阪で「つけ揚げ」と呼ばれていたのです。
というのも、大阪では油で揚げた料理全般を「天ぷら」と呼び、特に衣を付けて揚げる「天ぷら」を、「つけ揚げ」と呼んでいたようです。
「明石焼きを明石では“明石焼き”と言わない。“玉子焼き”という。そんな感じですね」
つまり、地域によって名前が違うのは、各地の歴史や文化が反映されているからなのです。
北海道の「かまぼこ」、東京の「さつま揚げ」、大阪の「天ぷら」は、基本的には同じ食べ物!という調査結果となりました。
ちなみに他にも、同じものでも名前の違う食べ物の代表が…「おやき」!
北海道では「おやき」と呼ばれている食べ物ですが、東京では「今川焼き」、大阪では「回転焼き」と、地域によって呼び名が違う食べ物は、色々あるんです。
もんすけ調査隊では、視聴者の皆さんのギモンや地域の問題について調査していきますので、ぜひ、投稿をお寄せください。
文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年1月10日)の情報に基づきます。
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