2025.02.10

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極寒の海…北の伝統神事のピンチに高校生が決断!「自分を変えたい」17歳が果たす役目

毎年1月に行われる北海道南部、木古内町の『寒中みそぎ祭り』。

以前、“担い手がいない”ピンチをお伝えしました。

思わぬ反響!極寒の海に飛び込む伝統神事が担い手不足でピンチに?【北海道・木古内町】

担い手募集の末に、果たして、無事に行われたのでしょうか。

しんと冷え込んだ神社。訪れた人の視線の先は、“行修者(ぎょうしゅうしゃ)”と呼ばれる若者たちです。

豊漁や豊作を祈る、北海道木古内町の伝統行事『寒中みそぎ』は200年近い歴史を持つ、大切な地元のお祭り。

ご神体を清める行修者は、4年連続で務め、毎年1人ずつ入れ替わる習わしです。

しかし、前の年に4人の行修者のうち1人が辞退。
今年の分と合わせて2人足りず、初めて“公募”に踏み切るも難航していました。

そんな悩ましい状況について、去年11月『今日ドキッ!』が取材し、放送すると、7人の応募があったのです(Sitakkeの記事掲載後さらに2人が応募)。
このうち、2人が新たな“行修者”に選ばれました。

“弁財天” を務める、札幌の 谷口生貴斗さん(23)。

「継承が厳しい状況にあるというのは報道で初めて知って、こうした“地域の力”に自分自身が貢献できたらという思いに駆られた」といいます。

放送を見た母親に勧められ、「自分を変えたい」と決断した高校生もいました。
“山の神”を務める 、函館の 西谷潤紀さん(17)。

「もともと人前に出ることが得意ではなかったので、こういうのって大勢人が来るじゃないですか。そこを変えられたら…」

木古内町まで息子の雄姿を見に来た母の麻紀さんは感無量の様子。

「子どもの成長を感じて涙なしにいられなくて…」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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