2025.02.06
暮らすそもそも北海道の住宅は、建築基準法施行令に基づいて 雪下ろしを行わなくても雪の重みに耐えることができるように 設計されています。
設計の基準のひとつに積雪荷重基準というものがあります。
建物の立地場所に応じ算定された屋根雪による荷重の基準です。
具体的には、市町村ごとに定めた「垂直積雪量」にのっとりみなさんの住宅は建てられているのです。
例えば、札幌市(南区の一部を除く)の垂直積雪量は140cmで、「平地で140cmの積雪となったときを想定した場合の積雪荷重にも耐えられるように建築物は設計されなければならない」という意味となります。
ちなみに、ここ30年間の2月の最大積雪深(その月でもっとも雪が積もったときの雪の高さ)の平均は95センチ。
垂直積雪量から十分余裕があります。
なので、安心してください!
北海道における建築物の積雪荷重基準によると、 屋根雪下ろしの必要性は低い ことがわかります。
しつこいようですが、雪下ろしでこれ以上悲しい事故が起きてほしくないので、何度も言います。
その雪下ろしは本当に必要ですか?
住宅の屋根雪下ろしの必要度をチェックできるフローを、専門家と一緒に考えました。
「自分の家の雪下ろしは本当に必要かな?」と思った方、ぜひこのチェックフローで雪下ろし必要度を診断してみてください!
みなさんが健やかに冬の暮らしを過ごされることをお祈りしています。
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連載「冬の安全・安心・快適なくらしをお届け!だって冬がすきなんだもん♡」
文・「ウインターライフ推進協議会」・小西信義(ニックネーム:こにたん)
編集:Sitakke編集部あい