2025.02.06

暮らす

「屋根の雪下ろし、もうやめませんか?」専門家が解説!実は北海道の家は雪の重みにとっても強かった【冬の暮らしも大好き#8】

こんにちは!札幌市を拠点に、冬の暮らし全般に関する様々な調査・発信を行っている「ウインターライフ推進協議会」です。

私たちは、北海道に住む皆さん、そして北海道を訪れる観光客の皆さんに、安全・安心・快適に冬を過ごしていただきたい…こんな思いを胸に日々活動しています!

今回は、やすシニアがお送りした、「除雪のコツ」のベーシック編に続き、僕、小西信義(ニックネーム:こにたん)から北海道の「雪下ろし」について、声を大にしてお伝えしたいことがあります!

一向に減らない屋根雪下ろし事故

雪による死者数の推移(北海道調べ・各年1~3月)

まず、雪かきってすごく日常的に行うものなんですが、同時に、すごく危険な作業なんです。

毎冬、全道で300人から400人が事故に遭っています。
しかもこの人数は、各市町村が把握している氷山の一角。

そして、さらに驚きなのが、このうちの 7割が屋根雪下ろし関連事故!
具体的には屋根転落とはしご転落です。

さらに続けると、残念ながら毎冬5人から多いときには30人近くの方が命を落とします…。

どんどん怖くなってきましたか?

怖くなって、「もう自分は屋根の雪下ろしをしないぞ!」とか、「雪下ろしをしている人がいたら止めなくちゃ!」と思っていただければ、ここで読了してください!

僕はみなさんに 屋根雪下ろしをしてほしくない ために、このメッセージを伝えたいのですから。

危ないのはわかっているけど、雪下ろししないと危ないでしょ?

確かに、雪庇が軒を壊したり、屋根から落ちた雪や氷が人に当たったり、倉庫や車庫が壊れたり…。
屋根の雪が誰かの危険になったり、トラブルになったりするのでは…と不安は尽きないものです。

そんな不安の一つとして、 「雪の重みで家は倒壊しないの?」 という問い合わせをよくいただきます。

結論は、 「安心してください!北海道の家は雪の重みで倒壊することはありません」 です。

毎冬死傷者がたくさんいるのに、それでも屋根に上がってしまう方に聞いてほしいことがあります。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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