2025.02.11

食べる

たどり着くのは、うまい魚と小鉢がご馳走の料理屋。【函館】

「魚がうまい料理屋がある」という噂を聞いて

「市内から南茅部に向かう途中の山の中に、魚がうまい料理屋がある」そんな噂は少し前に聞いていた。噂そのものがとても魅力的な内容のため、近いうちに行かねばと思っていたところ、耳の早いブロガー数人がすでに足を運んで記事にしていた。オールドメディアらしく完全に出遅れた形である。しかし今回、ようやく腰をすえて紹介できる機会が巡ってきた。すでに取材前の下見の段階で、ここには本当のご馳走があることがはっきりしたため、ここを取り上げるにはこの特集テーマこそふさわしい。

店の入口前にそびえるワイルドな丘陵。

函館市内から上湯川町に入り、道道83号(函館南茅部線)をひたすらまっすぐ走ると、徐々に構造物が消えていき人里離れたエリア・米原(まいはら)町に入る。別項でも説明するが、あるポイントで右の脇道に入り、数百メートル先にポツンと建つピンク色の一軒家が噂の料理屋『えみちゃんの店 笑和』だ。

かなり街中から離れているような説明で煽ってしまったが、実際のところは函館の中心地から車で20〜30分程度、空港がある高松町からは10分程度で着くので、さほど距離は感じない。それでいて自然に囲まれた周辺風景の効果で、「ずいぶん遠くに来たもんだ」とちょっとした旅気分まで味わうことができる。

外観はピンクの可愛らしい一軒家だが、中に入ると木材をふんだんに使った酒場調。店主の堀川さんはこのギャップが気に入り入居を即決したとか。

一枚板のカウンターや丸太を切り出した椅子など、店内には木のぬくもりが充満。

peeps hakodate

函館の新しい「好き」が見つかるローカルマガジン。 いまだ開港都市としての名残を色濃く漂わせる函館という街の文化を題材に、その背後にいる人々を主人公に据えた月刊のローカルマガジン。 毎号「読み物であること」にこだわり、読み手の本棚にずっと残り続ける本を目指して編集・制作しています。(無料雑誌・月刊/毎月10日発行)

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