枝を切り落としたところに、ちょうど良い感じに穴があいていて、すてきな〝隠れ家〟になっています。
そこから顔をのぞかせると、まるで〝額縁〟のようになって、とっても絵になりますねー。
もしかしたらこの〝隠れ家〟に、たっぷりと木の実などをため込んでいるのかも知れません。
一部の地域を除いて雪が少ないので、土に埋めた〝ごちそう〟を見つけるのも、比較的、楽ちんだったのかも知れません。
ことしの春はおそらく早く訪れて、サクラが咲く頃には、かわいらしい〝ちびリス〟たちが姿を見せてくれるに違いありません。
かわいらしいエゾモモンガが、3匹集まっています。
いずれも、びっしりと冬毛におおわれて、モコモコですねー。
エゾモモンガは、アイヌ語で「アツカムイ」(集まる神)とも呼ばれ、寒さが厳しくなると、1つの巣穴に何匹も集まって、体を寄せ合って暖めあいます。
その数は、多い場合になると10匹を超えることも珍しくありません。
巣穴の中で、ギュウギュウで過ごしているせいか、巣穴から出ても、ついつい集まって〝くっついてしまう〟のがモモンガあるある、です。
まるで、ツムツムのようにくっつきあって、ごちそうを食べている姿は、もうたまらないかわいらしさなのです。
エゾリスが食べているのは、エビフライ(?)に見えませんか?
これは「リスのエビフライ」とか「森のエビフライ」と呼ばれるもので、エビフライに似た不思議なものは、リスが、〝松ぼっくり〟の中にある種を食べたあとの、食べかすで、松ぼっくりの、〝うろこ〟のように重なる〝鱗片〟の間にある小さな種を食べるために、鱗片を食いちぎった末に出来上がるのがこの「リスのエビフライ」なのです。
森の中で、リスは知らない間に、松ぼっくりをこのようなエビフライへと変えているのですねー。
北大の構内でも、この「エビフライ」を、見つけることが出来ます。
私の仕事場の引き出しには、森で拾ってきた「エビフライ」が、10数個入っています(笑)
うまく加工して、キーホルダーなどにしたいと思って拾ってくるのですが、キーホルダーの制作はまったく進まず、「エビフライ」だけがどんどん増えていきます。
YouTube「北海道のかわいい動物チャンネル」に新しくアップした動画、もうご覧いただきましたか?
夜行性のはずのエゾモモンガが、朝になっても巣穴に帰ることなくエサを食べ続けています。
エゾモモンガたちに、いったい何があったのか?
霧氷がキラキラと輝く朝に撮影することが出来た、かわいらしいエゾモモンガの動画でいっぱいです。
ぜひ、ご覧ください!
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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