今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2025年1月27日〜1月31日ピックアップ分)
札幌周辺では、暖かい日が続き、一部の地域を除いて雪も少ないので、動物たちにも様々な異変が起きています。
たとえば「きょうの1枚」に選ばせていただいた、エゾユキウサギ。
夏の間は、茶褐色の毛に覆われているのですが、冬の間は、真っ白の冬毛に変わります。
もちろん、外敵に見つかりにくくするための〝保護色〟なのですが、雪が少なくて地面の枯れ草が見えてしまっているので、真っ白の体は、逆に目立ってしまいます。これでは、外敵に見つかってしまいますね。
2匹で写っているお写真は、もしかしたら、春に始まるはずの〝繁殖期〟で見られる、オスがメスを追いかける行動の〝予行練習〟のようにも見えます。
エゾユキウサギは、1匹のメスをめぐって、数匹のオスが追いかけ続けて、最後までメスを追いかけることが出来たオスだけがペアになれるのだそう。
通常であれば、だいたい2月下旬から4月にかけて見られる行動なので、〝恋の季節〟の訪れにはまだちょっと早すぎる気がします。
さあ、いまから飛ぶよーっ!って言っているような、とってもかわいらしいお写真ですね。
私のまわりでは、ことしの冬は、シマエナガの数が少ないという話がしばしば話題にのぼります。
いろいろとその原因を想像するのですが、やはり気候のせいではないか、と。
毎年、冬が本格化すると、雪が多い山の中では充分なエサを得ることが出来ず、山よりも雪が少ない人里近くに降りてくるのだと思うのですが、雪が少ない地域では、山の中でも充分にエサにありつけるので、人里に降りてくる必要がないのではないかと。
なので、山で元気に過ごしてくれているのであれば、それはそれで良いのですが、それでもいつもの年のようにたくさんのシマエナガの姿を見ることができないのは、やはりさみしいですね。